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「じゃらん・アソビュー頼み」の集客、何が危ない?

「じゃらん・アソビュー頼み」の集客、何が危ない?

じゃらんやアソビューなどの予約サイトは、新しいお客さまに見つけてもらう強い入口です。

ただし、予約の大半を一つの外部サイトに頼ると、手数料だけでなく、掲載順位、ルール変更、顧客情報、再訪導線まで外部の都合に左右されます。

やめる必要はありません。外部予約を残しながら、自社サイト・Google・再訪客からの予約を少しずつ増やすのが現実的です。

こんな方に向けて書いています
予約サイト経由の集客が中心になっている宿、ガイド、アクティビティ事業者。

ここで示す予約件数・売上・手数料は、仕組みを理解するためのモデル計算です。実際の契約料率と売上で計算してください。

予約サイト頼みの何が危ない?

一番のリスクは手数料の金額だけではありません。検索順位や掲載条件が変わったときに、自分では集客を戻しにくいことです。

  • 掲載順位が下がると予約が急に減る
  • 料金やキャンセル条件の見せ方を自由に決めにくい
  • お客さまとの接点が予約サイト内に残る
  • サイト側のルール変更へ対応が必要
  • 同じ地域・価格帯で比較されやすい

予約サイトには広告と販売の役割があります。その価値を認めたうえで、「ここが止まったら予約がゼロになる」という状態を避けるのが目的です。

依存度は、どう数字で見る?

感覚ではなく、月ごとの予約経路を数えます。予約100件のモデルで、OTA70件・自社30件の状態から、自社予約を10件ずつ増やした場合を比べます。

ケース

OTA予約

自社予約

外部依存率

現状

70件

30件

70%

自社予約を10件増やす

60件

40件

60%

自社予約を20件増やす

50件

50件

50%

仮にOTA手数料を10%と置き、1件あたり売上を10,000円とすると、OTA予約を70件から50件へ減らせば、同じ予約総数でも試算上の手数料は70,000円から50,000円になります。実際の料率は契約ごとに違うため、自社の明細で計算してください。

自社予約を増やすとき、最初に何を作る?

いきなり高機能な予約システムを作る必要はありません。まずは、検索した人が「公式情報はここ」と分かる場所を作ります。

  1. Googleビジネスプロフィールの情報を最新にする
  2. 自社サイトに料金・内容・場所・問い合わせ方法を載せる
  3. スマホで迷わず連絡できるようにする
  4. 予約経路を毎月記録する
  5. 再訪客が公式サイトを思い出せる案内を整える

自社予約の強みは、手数料が低いことだけではありません。事業の考え方、写真、注意事項、よくある質問を自分の順番で伝えられることです。一方で、予約管理やキャンセル対応も自分で行う必要があります。

OTAと自社サイトは、どう使い分ける?

OTAは「知らない人に見つけてもらう場所」、自社サイトは「詳しく知ってもらい、再び選んでもらう場所」と考えると役割が分かれます。

役割

OTA

自社サイト

新規発見

強い

検索対策が必要

比較

されやすい

自社の違いを伝えやすい

手続き

仕組みが整う

自分で整える

顧客接点

制限がある

直接蓄積しやすい

ルール

外部規約に従う

自社で設計できる

目標はOTAをゼロにすることではなく、どこか一つが止まっても事業が続く状態です。毎月5件でも自社経路を増やせれば、半年後には見える景色が変わります。

予約経路の記録は難しくしない:月末に予約サイト、Google、自社サイト、電話、紹介の件数だけを数えます。売上まで正確に分けるのが大変なら、最初の3か月は件数だけでも構いません。どの経路が増減したか分かれば、写真を変えた月、口コミが増えた月、公式サイトを更新した月との関係を見られます。測れない施策を増やしすぎないことも大切です。

自社予約を増やす施策は、予約サイトの掲載を弱めることとは別です。写真や説明を整えてOTAでの成約率も保ちつつ、Google検索や紹介から公式サイトへ来る人の受け皿を作ります。どちらか一方を急に止めず、予約経路の数字を見ながら半年単位で比率を変える方が安全です。

自社予約を増やすときの注意

予約サイトを利用して知ったお客さまを、規約に反する形で外部予約へ誘導してはいけません。各サービスの利用規約を守りながら、一般の検索や再訪時に公式サイトを見つけてもらえる状態を整えます。

公式サイトの方が必ず安いと約束する必要もありません。直接相談できる、詳しい写真がある、よくある質問を読めるなど、自社サイトならではの安心を積み上げる方が長続きします。

まとめ

予約サイトは大切な入口ですが、予約の大半を一つの外部サービスへ依存すると、集客と顧客接点を自分でコントロールしにくくなります。

まずは予約経路を数え、公式情報の受け皿を整え、自社予約を月5〜10件増やす小さな目標から始めてください。

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SHIMA CRAFT|島の作り手

奄美大島を拠点に、Webと写真をつくっています。地方・離島の小さな事業に役立つ情報を発信しています。

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