写真・空撮

宿・店舗の写真撮影を頼む前に準備したい7つのこと

宿・店舗の写真撮影を頼む前に準備したい7つのこと

宿や店舗の写真撮影は、カメラマンへ任せるだけでは必要な写真が揃わないことがあります。

撮影前に、使う場所、必要なカット、清掃、時間帯、人物、掲載許可、当日の確認担当を整理すると、撮り直しや「横写真が足りない」といった不足を減らせます。

上手な一枚より、ホームページ、Googleマップ、予約サイト、SNSで使える一式を準備することが重要です。

こんな方に向けて書いています
宿、飲食店、サロン、体験事業などで、初めて事業用の写真撮影を依頼する方。

1. 写真をどこで使うか決める

用途によって必要な向きと余白が変わります。

使用先

必要になりやすい写真

ホームページ

横長、見出し用の余白、サービス全体

Googleマップ

外観、入口、店内、商品、駐車場

予約サイト

部屋・設備・体験内容の説明写真

Instagram

縦長、人物、利用場面、短い動画

印刷物

高解像度、切り抜きしやすい写真

同じ場面でも横・縦の両方を撮るよう依頼すると、後で使い回しやすくなります。

2. 必要なカットを一覧にする

撮影当日に思い出すのではなく、優先順位を付けます。

  • 外観と入口
  • 受付・店内・客室
  • 主な商品・料理・設備
  • 利用している場面
  • スタッフの対応
  • 駐車場・集合場所
  • 細部・小物・こだわり

宿なら、部屋ごとの違い、浴室、眺望、アメニティ、食事場所も必要です。体験事業なら、受付から終了までの流れを追います。

3. 清掃と物の配置を確認する

撮影では、普段気にならないコード、掲示物、段ボール、掃除道具、私物が目立ちます。

撮影前に、レンズに映る範囲だけでなく、反射する鏡や窓も確認します。

  1. 不要な物を一時的に移す
  2. 商品や備品の向きを揃える
  3. 値札・案内が最新か確認する
  4. 電球切れや汚れを確認する
  5. 営業状態と違いすぎない範囲で整える

実際より広く豪華に見せるためではなく、お客さまが利用時に期待する状態をきれいに伝える準備です。

4. 光がよい時間を選ぶ

窓の向き、天候、店内照明によって写真の印象は変わります。

外観は逆光を避けやすい時間、客室は自然光が入る時間、飲食店は料理提供と店内の混雑を両立できる時間を選びます。

夕景や夜の雰囲気が重要なら、昼と夕方を分けて撮る必要があります。短い撮影時間に全部詰め込まず、優先する光を決めます。

5. 人物を入れるか決める

人物が入ると、広さ、使い方、接客の雰囲気が伝わります。一方で、顔出しや掲載期間の確認が必要です。

  • スタッフ本人を撮るか
  • モデルを用意するか
  • 顔を出すか、手元や後ろ姿だけにするか
  • 制服・服装をどうするか
  • Web・SNS・広告への掲載許可を取るか

お客さまを撮る場合は、口頭だけでなく、用途が分かる形で同意を取ります。

6. 写真の利用範囲を確認する

納品された写真を、ホームページ、SNS、広告、パンフレット、予約サイトで使えるか確認します。

次の点を依頼前に聞きます。

  • 納品枚数と画像サイズ
  • 色補正・修正の範囲
  • 追加料金になる用途
  • カメラマンの実績掲載可否
  • 元データの受け渡し
  • 再編集・切り抜きの可否

撮影料だけでなく、使いたい媒体で利用できる条件を確認します。

7. 当日の確認担当を決める

撮影者は事業内容を完全には把握していません。現場で「この設備が重要」「この角度では隣の建物が映る」と判断できる担当者を一人決めます。

撮影中に一覧へチェックし、最後に不足がないか確認します。

終了前の確認

内容

向き

横・縦が揃っているか

場所

外観・入口・駐車場があるか

商品

主力サービスがすべてあるか

人物

利用場面や接客があるか

動画

必要な短い縦動画があるか

撮影前に送る1枚メモ

撮影者へ、次の内容を事前に送ると話が早くなります。

  • 写真の使用先
  • 最優先の5カット
  • 撮影場所と移動時間
  • 人物の有無
  • 希望する雰囲気
  • 納品希望日
  • 参考にしたい写真

参考写真は「好き」だけでなく目的を伝える

参考写真を送るときは、「この色が好き」だけでなく、「客室の広さを伝えたい」「静かな雰囲気にしたい」「予約ボタンの背景に使いたい」と目的を添えます。

同じ写真を完全に再現することはできませんが、光、構図、人物の有無、色の方向を共有できます。

雨天時の代替も決める

外観や屋外体験が中心の場合、雨や強風で予定どおり撮れないことがあります。

延期するのか、室内撮影を先に行うのか、雨の雰囲気も必要なのかを決めます。撮影者の出張費、再撮影費、予備日の扱いも確認します。

撮影後すぐにバックアップする

納品データを受け取ったら、事業者側でも保管します。クラウドと外付け媒体など、二つの場所へ置くと安心です。

ファイル名を「客室A_横_01」のように整理し、使用許可や撮影日も残します。数年後のリニューアルで、どの写真が使えるか判断しやすくなります。

まとめ

写真撮影前には、用途、カット、清掃、時間、人物、利用範囲、確認担当の7点を整理します。

撮影者へ「いい感じに」だけで任せず、使う場所と必要な向きを共有してください。事前準備ができていれば、限られた撮影時間でもホームページや集客に使える写真を揃えやすくなります。

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SHIMA CRAFT|島の作り手

奄美大島を拠点に、Webと写真をつくっています。地方・離島の小さな事業に役立つ情報を発信しています。

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