2026年10月1日、LINE公式アカウントの追加メッセージ料金が改定されます。
ただし、すべての小さな店舗の月額料金が一斉に上がるわけではありません。今回の対象は、スタンダードプランで無料通数を超えて送る「追加メッセージ」です。
友だち全員へ同じ案内を何度も送る運用を見直し、必要な人へ必要な情報を届ける仕組みに変える機会として考えます。
個人LINEとの違いや基本機能は、LINE公式アカウント、個人LINEでのお客さま対応と何が違う?で整理しています。
2026年7月11日時点の公式情報です。改定内容は今後更新される可能性があるため、10月前に公式ページを再確認してください。
何が変わる?
LINEヤフーの公式発表では、2026年10月1日から追加メッセージ料金が次の二段階になります。
追加メッセージ数 | 新単価(税別) |
|---|---|
月20万通まで | 1通3円 |
月20万通を超えた分 | 1通2.5円 |
追加メッセージを送れるのはスタンダードプランのみです。コミュニケーションプランとライトプランは、それぞれの無料通数を超えて配信できません。
小規模店舗では20万通へ到達しない場合が多いものの、友だち数が増えると一回の全体配信で通数を大きく使います。
通数はどう数える?
基本は「メッセージを送った回数 × 送った友だちの数」です。
友だち1,000人へ月4回配信すると、4,000通です。一回の配信では最大3吹き出しまで送れますが、3吹き出しを一回の配信としてまとめた場合は一通として数えられます。
一方、LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージなどは、公式案内上、課金対象の配信通数に含まれません。
方法1:全員配信を月の予定表にする
思いついた日に配信すると、同じ内容を何度も送ることがあります。
月初に配信予定を作り、全員へ送る情報を一〜二件に絞ります。
- 全員に必要な営業時間・休業情報
- 季節の予約開始
- 大きなサービス変更
当日空きや特定商品は、必要な人だけへの配信やSNS投稿へ分けます。
方法2:属性・オーディエンスで絞り込む
LINE公式アカウントには、属性や作成したオーディエンスを使った絞り込み配信があります。
宿泊者、地域客、体験利用者、商品購入者など、友だち追加経路や反応で分けられると、関係のない配信を減らせます。
属性による絞り込みには、ターゲットリーチ数などの利用条件があります。小さなアカウントでは、友だち追加時のアンケートやタグ管理を組み合わせる方法も検討します。
方法3:一斉配信と個別チャットを分ける
予約変更や個別質問を、一斉配信で全員へ送る必要はありません。
一斉配信 | 個別チャット |
|---|---|
予約開始、休業、季節案内 | 予約確認、変更、個別質問 |
複数人へ同じ内容 | 一人の状況に応じた内容 |
通数としてカウント | チャット送受信は通数対象外 |
チャットで受けた確定予約は、トークに残すだけでなく予約台帳へ移します。
方法4:リッチメニューへ固定情報を置く
営業時間、予約、料金、アクセス、よくある質問を毎回メッセージで送らず、リッチメニューから見られるようにします。
公式マニュアルでは、リッチメニューへ外部サイトや予約フォームへのリンクを設定できます。
メニューは情報を詰め込みすぎず、最も使われる四〜六項目に絞ります。
方法5:あいさつ・応答メッセージを整える
友だち追加時に、予約方法、返信時間、よくある質問をあいさつメッセージで案内します。
「料金」「駐車場」「予約」などの問い合わせに、応答メッセージで案内できる場合もあります。
自動案内だけで解決できない内容は、有人チャットへ切り替える方法を明記します。
方法6:1回の配信を3吹き出し以内で完結させる
同じ日に別々の配信を三回行うより、要点を一回の配信へまとめます。
- 結論
- 対象者・期限
- 予約・詳細ページへのリンク
長文を詰め込むのではなく、LINEでは短く伝え、詳しい条件はホームページへ置きます。
方法7:配信後の数字を見て止める
送った回数だけでなく、クリック、予約、ブロック、友だち追加経路を確認します。
状態 | 見直すこと |
|---|---|
クリックが少ない | 対象者、件名、配信時刻 |
ブロックが増える | 頻度、関係のない案内 |
予約につながらない | リンク先、料金、空き状況 |
同じ質問が多い | リッチメニュー、FAQ |
反応のない配信を習慣で続けないことが、最も確実な通数節約です。
改定前に行うチェック
- 現在のプランと月間配信数を確認
- 追加メッセージ数の上限設定を確認
- 全員配信と絞り込み配信を分類
- リッチメニューのリンク切れを確認
- 予約・FAQページを整える
- 2026年9月に公式料金を再確認
まとめ
2026年10月の改定は、スタンダードプランの追加メッセージ料金が対象です。
全員配信を減らし、絞り込み、個別チャット、応答メッセージ、リッチメニュー、ホームページを使い分けてください。通数を節約する目的は、送らないことではなく、必要な人へ必要な案内を届けることです。


